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ひらい圓藏亭とは?江戸川区が誇るヨイショの家

ひらい圓藏亭とは?江戸川区が誇るヨイショの家

ひらい圓藏亭は江戸川区平井に住んでいた8代目橘家圓蔵さんの自宅を
江戸川区が買い取り一般公開されている建物です。
ひらい圓蔵亭とともに橘家圓蔵さんの落語の魅力をお伝えします。

 

■ひらい圓蔵亭の主~橘家圓蔵さんはすごい落語家

実家は紙芝居屋さんだった橘家圓蔵さんは紙芝居を手伝いながら、
19歳の時に落語家になります。落語中の子供の様な親しみやすい笑顔は、
きっと紙芝居を稽古されている中で培ったものではないでしょうか。
天性の明るいキャラクターは、落語以外でも人々を笑わせ、和ませたそうです。
橘家圓蔵さんは昭和40年には真打ちとなり、月の家円鏡を襲名されます。
落語家はテレビやラジオにはあまり出ていなかった時代、
橘家圓蔵さんの謎かけやギャグはお茶の間でたちまち人気になっていきます。
代表的なCMでは「エバラ焼肉のたれ」があります。

 

■テレビやラジオにもひっぱりだこ

1969から5年ほど、立川談志さんとラジオ番組に出演されています。
お笑い通の人々の間でも伝説となるほど、橘家圓蔵師匠と立川談志師匠のトークは
スピード、キレ味のある斬新な笑いだったそうです。

当時の大喜利やクイズで誰よりも早い回答でも知られていた橘家圓蔵さん。
「早いが取り柄の出前と圓蔵」、「早いと言えば圓蔵か新幹線か」と自称されていたそうです。
極度の近視のため、いつも黒縁メガネをかけていたのですが、それが功を奏して
アピールポイントにもなっています。セルフプロデュース力もあったようですね。

 

■落語の中にも小ネタが光る~身近に感じられる威勢のいい江戸っ子トーク力

橘家圓蔵さんの落語は、その時代の小ネタがいっぱいで、それが絶妙に面白いのが魅力です。
また、扇子使いの華麗さ、人懐っこい威勢のいい声も江戸落語の風情に似合っていたのではないでしょうか。

 

■ひらい圓蔵亭はこんなイベントも開催

ひらい圓蔵亭は、子供が楽しめるお話会や紙芝居などのイベントも開催されています。
また、すたれつつある落語を世に広めようと、第二、第四日曜日には
「圓蔵亭落語会」はじめ落語講習会も開催されているそうです。

 

■ひらい圓蔵亭は2階建て

ひらい圓蔵亭は2階建です。橘家圓蔵さんは謎かけが得意だったので、
家の表札の裏には「そのココロは?」と書いてあるのだとか。
1階のリビングと和室のレイアウトですが、普段は等身大の橘家圓蔵さんが
座っておられる写真が座布団の上に飾られています。
イベントの時や落語会の時は、落語家さんが座る事になっている様です。

リビングの隣の応接室では、橘家圓蔵さんの落語を見たり、音源を聞いたりできる様です。
2階に行くまでの階段では、手拭いなどのグッズが展示されています。
2階の和室には、着物、履物、トレードマークのメガネが展示されている中、
大流行したCMも流れているようです。
隣の会議室では生い立ちについて知る事ができますので、落語ファンでなくても
一度は訪れたいと思うかも知れません。

 

■見学したい人は是非~橘家圓蔵ワールドにお出かけしよう

ひらい圓蔵亭を見学出来る日は、時間は10時~16時までです。
月曜日から水曜日までは来館しても圓蔵師匠を見ることは出来ません(閉館)ので要注意ですね。

 

コメント

  1. 國分 裕美 より:

    この建物もびっくりですよ。
    床暖房だしね、素敵です。
    江東区の公共施設は床暖房までしてませんですねぇ!
    江戸川区は元区長さんが建設業の人で
    ワタシは建設業の新聞社だったんで
    よくして頂きました。

    • 滝沢 正博 より:

      コメント頂きありがとうございます。圓藏師匠の家を江戸川区が買い取ってくれるとは、江戸川区もなかなかやりますよね。当方、生まれも育ちも平井です。平井ゆかりの人に圓藏師匠のような方がいるのはうれしい限りです。