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脳脊髄液減少症

脳脊髄液減少症

先日、友人を見舞いに行きました。行った先は、都内にある某病院。
建物は外観も内装も非常にゴージャス、かつ高級感あふれる造りになっておりました。
あとで知ったのですが、その病院は芸能人の御用達でした。
なんで、こんなゴージャスな病院に入院しているんだろう。
疑問を生じつつ、病室へと向かいました。
友人の病名は脳脊髄液減少症。
初めて聞く病名。病になった友人も初めて聞く病名だったことでしょう。
そして、都内で、治療実績が多いのが、その病院。
あとほかに実績が多い病院は熱海まで行かないとないとのこと。
ゴージャス病院に入院している理由は、そんなわけでした。
脳脊髄液減少症とは髄液が漏れてしまうために、体が不調を来してしまう病気とのこと。
そして、漏れている個所を特定するのが非常に困難であるとのこと。
自分の仕事柄、建物の雨漏り修理のことが、頭をよぎりました。
もちろん、人の健康と、建物の雨漏りを一緒くたにしてはいけないのですが。
雨漏りの修理をいくつもしてきました。雨漏りも、結局、どこが原因で水が入ってきているのかが、
大変、分かりづらいです。
推測される雨漏り原因となる個所を補修し、その後、何度か雨が降って、それでも漏らないとなって、初めて修理が完了します。
人の体。
人の体の中はもっと分かりづらいでしょう。
やはり、治療をして、しばらく経って、症状の改善を見て、初めて治療が功を奏したとわかるとのこと。
また、そもそもが脳脊髄液減少症自体、非常にわかりづらい病気。
友人も体調の不良となってから、いくつも病院を回り、やっと病気を特定できたとのこと。
友人のせめてもの不幸中の幸いは、病名が特定できた事でしょうか。
友人の病状の改善、回復を祈念します。
                                           滝沢正博

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