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昔、

昔、

昔、学生の時、サークルに入っていました。そのサークルは恐竜を探しに行ったりするサークルでした。探しに行く恐竜とは、恐竜の化石ではなく、生きた恐竜を探しに行くと言うものでした。

その頃、ある時、昔の雑誌の切れはしか何かを読みました。松戸に正体不明の動物もしくは恐竜が生息していると言う内容のもの。私は、早速、サークルの会合で、近々、松戸に正体不明の生物を探しに行く旨発表しました。

その発表から数日後、そのサークルのとある上級生の下宿を訪ねる機会がありました。その先輩の部屋でしばし歓談をしていました。歓談をしていたところ、その先輩が隣の部屋に住む別の先輩が、私に話があると言っていたので、呼んでくると言いました。先輩は隣の部屋に声を掛けに行きました。声を掛けに行った別の先輩とは、ただの先輩ではありません。大先輩とでもいうべき方でした。通常、学生生活は4年間ですが、その大先輩は5年以上学校に籍を置いている方でした。そして、その大先輩は、かつてアフリカの奥地まで分け入って、現代に生きる伝説の恐竜を探しに行かれた方でした。大先輩と言うだけではなく伝説の先輩とでも言える方でした。私は、その大先輩とは畏れ多くてそれまで ほとんど言葉を交わしたこともありませんでした。またほとんどお会いすることもありませんでした。

大先輩は、部屋に入って来るなり私を強烈に叱り飛ばしました。「松戸に恐竜がいるわけがないだろう!もっと真面目にちゃんと恐竜探しをしろ!!」

私は急に怒鳴り飛ばされ頭に血が上ってしまいました。思わず立場を忘れ大先輩に言い返してしまいました。「松戸にいないんだったら、今時 アフリカにだって生きた恐竜なんているわけないですよ!」頭に血が上った私は、我を忘れて思わず正論で反論してしまいました。世間では、正論であり、常識ではありますが、そのサークルでは暴論でした。

暫し 大先輩と私で、醜い言い争いが続きました。言い争いの最中、ちょうどタイミングよく大先輩の友人が、大先輩を訪ねて来ました。大先輩は、その友人の顔を見ると平静を取り戻しました。大先輩は自らの部屋へ友人と帰られて行きました。

当時の私には、大先輩のようにアフリカまで行く行動力も実行力も、企画力も全くありませんでした。大先輩の言葉は、今にして思えば、松戸の様な近場でお茶を濁すのではなく、行動力も実行力も、企画力も高めてもっともっと大きな物事に取り組めと言う叱咤激励だったことは分かります。

私の少年時代のころは、テレビでネス湖のネッシーを探索すると言った特番が良く組まれていました。良く見ていました。大先輩も間違いなく見ていたことと思います。

いつの頃からか、そんな謎の巨大生物を探すと言った内容の番組はなくなってしまいました。そもそもやはり、当時からネッシーなどと言うものはこの世に存在しなかったのでしょう。番組がなくなってしまったと言う事は、現実にいないと言うだけではなく 今となっては人々の心の中からもいなくなってしまったのでしょう。でもしかし今も大先輩の心の中には、アフリカの恐竜が生きていることでしょう。私の心の中にも。

 

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